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最下位は自虐で有名な関東のあの県 [社会]

愛着度と自慢度による「郷土愛ランキング」発表されたそうです。 

ブランド総合研究所が行った「都道府県出身者による郷土愛ランキング」によると、出身都道府県についての「愛着度」と、「自慢度」を尋ねました。

 出身地に対する愛着度が最も高かったのは北海道で54.4点。2年連続トップという結果だった。北海道出身者の86.6%が、出身地に「愛着がある」と回答している。逆に「愛着がない」という人はわずか4.6%である。

 冬の寒さは厳しく、決して手放しで「暮らしやすい」とはいえないはずだが、それでも北海道民の郷土愛は、他都府県民に比べて高いものがある。

 先住民族のアイヌ民族を除けば、北海道民の多くは本州からの移住者を先祖に持つ。日本全国から集まった人々が、厳しい気候の中で結束して開拓を進めてきたという誇りもあり、それが今も強い愛着として残っているのかもしれない。

 そのためか若者もあまり道外に出ない。北海道に所在する大学の地元高校出身者の割合は73.8%である(文部科学省「2015年度学校基本調査」)。同程度の人口を持つ兵庫県の大学が地元高校出身者率48.6%、千葉県が36.5%であるのに比べると、いかに地元志向が強いか(併せて道外からの流入が少ないか)が分かる。

 そして、54.2点と僅差で2位となったのが沖縄県だ。「愛着がある」と答えた回答者は83.0%だった。明治時代に日本に編入されるまで独立した「琉球王国」だったり、戦後は米国統治時代も経験し、独自の文化と歴史を持つという点では北海道と似ている。県内大学の地元高校出身者率は、北海道をしのぐ78.7%で、全国1位である。

 逆に愛着度で最下位だった埼玉県の場合、「愛着がある」のは66.3%、「愛着がない」のは10.9%だった。

 埼玉県の愛県心の妨げとなっているのは、大都会・東京の最大の“ベッドタウン県”であるという事実だろう。昼間人口を夜間人口で割った昼夜間人口比率は88.6%と最下位。昼夜間の人口差もマイナス82.1万人と全国最大だ。

 埼玉県は高度経済成長期、全国から仕事を求めて首都圏に出てきた勤労者の居住地として団地やニュータウンが急速に開発され、昭和40年代には人口が180万人増加。その後も人口は増え続け、戦後70年間では3.4倍に膨らんだ。職場や学校は東京で家は埼玉という「埼玉都民」が大量に生まれ、現在も毎日約100万人が東京へと通勤通学している。

 埼玉より東京にいる時間の方が長いのだから、愛県心を持ちようがない。千葉県が43位なのも、同様の理由だろう。出張先で「どちらから? 」と聞かれてつい「東京の近く」と答えてしまうのは、埼玉県人あるあるだとか。

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